今、この島がスゴすぎる!神秘の島「シキホール島」Vol.1
それは、セブポットマガジンの締め切りを終えたばかりのある日の事。
「 っくぁーあああぁぁ。やっっっと締め切り終わったぁああ 」
( ずーっとオフィスにこもりっぱなしだったし、どっか行きたいなぁ・・・ )
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セブポット編集部員 なみへい
好きな休日の過ごし方は家に籠ってYoutube。
趣味はマンガとゲーム、時々、旅。
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( どっか行くってもな~ どこがいいかな~ )
( なんかこう、疲れた心と体に沁みるような場所・・・)
(・・・あ!そうだ! )
( そういえば、この前見た古いセブポットに ”シキホール”っていう島が載ってたな! )
( よし!そうと決まれば こうしちゃいられない!! )
いざ!シキホール島へ!!
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ということで、その日の深夜3時。
私はセブのサウスバスターミナルにいました。
飛行機や船の選択肢もありますが、すぐに行きたい衝動が止まらないので今回は長距離バスを選択。
セブ市サウスバスターミナル
(バス)
↓
リロアン
(船)
↓
シブラン
(トライシクル)
↓
ドゥマゲッティ
(船)
↓
シキホール島
こちらのルートで行く事にします!
乗り込むのは BATO(バトゥ)行きのバス。
エアコン付きの黄色い長距離バス「セレスライナー」の車内は冷蔵庫並みの極寒なので、上着やストールなどが必須です!
バスはほぼ24時間運行しており、深夜2時からは毎30分ごとに出発しているとの事。
眠らないバス、セレスライナーです。
乗車後、バスのスタッフが手際よくチケット代を集金しに来ます。
目指すはシキホールなので、セブ島南端の「リロアン」で降りると伝えました。(185ペソ)
バスに揺られる事、約3時間。
午前6時、リロアン到着。
朝昼だと渋滞がひどくてもっと時間がかかるんだよ、とバスのおじさんが教えてくれました。
( 早朝に出てよかった・・・!)
バスを降りると今度は目の前の船着き場から、シブラン行きの船に乗り込みます。
お天気は曇り。
セブは低気圧がきており降水確率80%でしたが、私は晴れ女なので着くころには晴れるでしょう。
たまたま船が出るタイミングだったので、待ち時間なくスムーズに乗船。
シブラン行きの船は、52ペソ(エントランスフィー込み)です。
約30分後、シブラン到着。
しかし、シキホールはまだ先です。
( めっちゃ遠いやん・・・。正直もう、めげそう。)
ただ、このときの私はまだ知らなかったのです。
この後、こんな疲れなんて余裕で吹っ飛ぶような、最高の体験ができるという事を。
先程のシブランからトライシクルで走ること約15分。
学生の街として有名な、ドゥマゲッティの港に着きました。
あとはこの船に乗るだけ!
( 船代100ペソ、エアコンルームは +30ペソ、エントランスフィー15ペソ )
徐々にテンションが上がってきました。
お天気も心なしか晴れてきたようです。
船内では、お相撲さんと神父さんが戦うという、シュールな映画を楽しみました。
ブコ(ココナッツ)ジュースを片手に船内でくつろぐこと2時間・・・
やっと着いたーーーー!!
ついにシキホール島です。
短パンに履き替えて、いざ上陸!
着いて早速驚いたのは、海の青さ!
まるでバスクリンです。( バスクリンっていう入浴剤、知ってますか? )
港を出ると勢いよく現れるのはバンやモーターバイクの勧誘の方々。
「 バンのチャーターやってるよ! 」
「 モーターバイク乗りなよ! 」
「 お前は俺について来い!(ツンデレ) 」
私は全ての勧誘をかわし、トライシクルを1日チャーターすることにしました。(1000ペソ)
写真右のイケメンドライバー、タータンさんは30代独身。
タータン
『 僕は今、家を建てている最中で、それが完成したら結婚したいんだ。』
人生設計をきちんと考えている真面目で優しいタータンさんは 現在、彼女募集中です!
港から南に少し走ると、capilay spring park(キャピライ スプリングパーク) という公園が見えてきました。
子ども用のボートが5台ほどあり、家族連れにはぴったりの場所です。
可愛らしい笑い声が響く中、私はつかの間の瞑想にふけります。
( ・・・・・ zz Z Z Z (眠))
瞑想のつもりが、うっかり寝てしまいました。
気を取り直し、タータンさんがオススメしてくれた ”とある場所” へと向かいます。
なんでも、樹齢400年以上のスピリチュアルな樹があるんだとか・・・?
トライシクルはそのまま南へと進みます。
!!!
ありました!
樹齢400年以上、精霊が宿るとの言い伝えがある樹。
Balete Tree(バレーテツリー)です!
長年、シキホールを見守って来たこの樹からは、何とも言い表せないパワーを感じます。
( これが俗にいう「パワースポット」というやつか・・・!)
精霊や妖精がいてもおかしくないような、神秘的な雰囲気。
そして樹の根元から広がる小さな池には、なんと天然のドクターフィッシュが!!
( くすぐったい・・・めっちゃくすぐったい・・・! )
やたらと右足に集中して魚が寄ってきました。
確かセブにあるフィッシュスパの方が、「 疲れている時は、より魚が寄ってくるんだよー 」と言っていたような。
なみ「バレーテツリー、すごい良かったよ。さすがタータン! あとは古い建造物とか歴史的なものも観たいんだけど、何かあるかな?」
ター『それならラシ教会がいいよ!約150年前に建てられた教会で、フィリピン国立博物館の国立文化財に指定されてるんだよ。』
なみ「へぇー!それは気になる。(タータンいろいろと詳しいなぁ・・・) 」
ついでに、行く途中の絶景ポイントで記念写真。
※ これは「地球はでかい」を表したポーズです。
そうこうしながら、到着しました。
St.Isldore Church & Lazi Convent(ラシ教会)!
教会に入るのは、ドラクエでセーブするとき以来です。
どきどき・・・
中に入ると、とても静かで外と空気が違うように感じました。
このラシ教会は神父トリビオ・サンチェス指導のもと、1884年に建設を開始。1891年に完成したとのこと。
海から捕れるサンゴや石、木材を使って構築されており、2012年にフィリピン国立博物館の国立文化財に指定されました。
また、教会の向かいにある修道院はアジア地域で最大として知られています。
古くから続く木のぬくもりからなのか、穏やかな気持ちにさせてくれる不思議な場所です。
外に出ると自然と子供たちが集まってきたので、一緒に記念撮影。
私が人生で1番よく使っているであろう言葉 ”ありがとう” を教えると、「アリガトー!アリガトー!」と連呼してくれました。
子どもたちのこの笑顔!これぞ旅の醍醐味です。
みんな、ありがとう(^^)
なみ「 タータン、他にもリラックスできるポイント教えてー。」
ター『 リラックスしたいなら滝がオススメだね! 』
なみ「 滝!マイナスイオン!癒しの極み!!」
言われるがままに着いたのは
Cambugahay Falls(カンブガハイ フォール)!
パーキングで20ペソかかりました。
かなり急な階段を降りて、滝へと向かいます。
田舎育ちの私はスイスイと降りれましたが、慣れない人は気を付けないと転ぶかもしれないので要注意!
(ちなみに帰りの登りはめちゃくちゃきつかったです。)
見えました!滝です!!
滝の音と鳥の鳴き声、澄んだ空気にマイナスイオン。
( 気持ちいいなー・・・ )
このままだとまた寝てしまいそうなので、次の滝へと向かいます。
実はこのCambugahay Falls、滝が3か所もあるんです!
こちらが2つ目。
※ お気に入りの「地球はでかい」ポーズです。
そしてこれが3つ目。
飛び込み用のロープもあるので、ターザン気分で楽しむこともできますよー!
滝で存分にリラックスした後はそのまま北上。
すると、オシャレなお店を発見しました。
Restaurant Saki(レストラン サキ)
そろそろお腹も減ったし、つかの間の休憩です。
店内はアットホームでとても居心地のいい雰囲気。
カウンターにはドラえもん。
こんなに可愛いワンちゃんも・・・♡
そして何より素敵だったのが、ここからの景色!
こんな景色を見ながらお食事ができるなんて、最高ですよね。
(今日、すごくいい1日だったなー・・・きてよかった。)
夕方5時、物思いにふける私に声をかけて下さったのは、シキホール在住のこのお店のオーナー西尾さん。
日本人オーナーのお店だったんですね!
西尾さん
『 シキホールはフィリピンで2番目に電気代が高く、いろいろと大変な面もありますが、とても良いところですよ。
私は香港に18年間住んでいたのですが、空気がいいところで新しくお店を開きたいと思い、昨年オープンさせたのがこのレストランなんです。』
こちらのお料理はイカの天ぷら、鶏の照り焼き、ビーフ焼肉など、どれも日本人好みの味付け。
自家製モリンガの天ぷらは韓国のりのような軽い感じで、おやつにもぴったりです。
なみ「シキホールでホタルが見れるって聞いたんですけど・・」
西尾さん「それなら、すっごく良い場所があるよ!」
ということで、食後に連れていって頂く事に!
※こちらの写真はイメージです
この日はちょうど約3000匹のホタルが孵化したばかりだそうで、木がまるでクリスマスのイルミネーションのよう。
星空も吸い込まれそうなほど綺麗で、目に映るもの全てがキラキラ、ピカピカ。
この全てが、自然に造り出されたものだなんて・・・。
想像を遥かに超える、信じられないような光景でした。
※ ちなみに、観光ツアーとしてホタルを紹介するところもあったそうなのですが、観光客の増加によりホタルの木の周りが汚され、騒がしくなり、結果的に木を切らないといけなくなったという悲しい出来事があったようです。
それ以来、地元では大々的にホタルの観賞スポットを公開するのを控える傾向があるとのこと。
また、ホタルは時期によって見れるポイントが変わる場合もあるので、シキホールに行く際は直接地元の方にオススメの場所を聞いてみてくださいね。
ホタルと満点の星空に感動した後は、
宿泊先の Salamangka Beach & Dive Resort(サラマンカビーチ&ダイブリゾート)へ 。
夜遅い時間でしたがフラッと1杯飲みたくなり、直接プールバーに向かいました。
( あー・・・ほんっとに、最高の1日・・・)
プールに浸かりながら、カクテルを楽しむ。
なんて贅沢なんだろう・・・。
リラックスを越えて、もはや心身共に毒素ゼロ。
今日着いたばかりとは思えない充実っぷり。
明日は早起きして、海に行こう・・・・・ zz Z Z Z (眠)
一方、その頃のオフィスでは
『 ラブポーション・・・魔術・・・。これだ!! 』
続きはこちら シキホール島滞在記・第2弾! 黒魔術と不思議な力を求めて。