フィリピンで日本の選挙に投票するには?領事館で在外選挙をしてみた

 

 

日本では、2019年7月21日(日)に第25回参議院議員通常選挙が行われます。

国外に住んでいる方は「在外選挙」で一票を投じることができます。

そのため、フィリピンに住んでいても日本の選挙に参加できるんです。

今回は在外選挙の参加の方法を在セブ領事事務所のご協力のもと、ご紹介いたします!

 

 

第25回参議院議員通常選挙


公示:7月4日(木)

日本国内の投票日:7月21日(日)

▶フィリピンでの投票期間

セブ領事事務所、ダバオ総領事館:7月5日(金)〜7月14日(日)午前9時30分〜午後5時00分
日本国大使館(マニラ):7月5日(金)〜7月15日(月)午前9時30分〜午後5時00分

※土日、その他の休館日も投票できます。

投票に必要な書類:
①在外選挙人証 ②旅券等の身分証明書(コピーは不可,旅券の提示ができない場合 は日本,フィリピン政府または地方公共団体発行の写真付きのもの)
~①及び②の両方が確認できない場合,投票はできません~

▶郵便等投票

①請求手続き
登録されている選挙管理員会に,請求書および在外選挙人証を直接送付します。請求書は,在外選挙人証とともにお配りした「在外投票の手引き」からコピーするか,外務省ホームページからダウンロードしてください。

②投票手続き
選挙管理委員会から送られてきた投票用紙に記入し,国内投票日の7/21(日)の投票所閉鎖時刻(原則午後8時)までに,選挙管理委員会に届くよう郵送します。

▶日本国内における投票

 一時帰国した場合や,帰国後,国内の選挙人名簿に登録されるまでの間(転入届提出後3か月間)は,在外選挙人証を提示して,期日前投票,不在者投票,投票所における投票のいずれかができます。

 詳細については,登録先の市区町村選挙管理員会にお問い合わせください。

 


在外選挙って?


 

海外に住んでいる人が、外国にいながら国政選挙に投票できる制度を「在外選挙制度」といい、これによる投票を「在外投票」といいます。

在外投票ができるのは、日本国籍を持つ18歳以上の有権者で、在外選挙人名簿に登録され、在外選挙人証を持っている人です。(外務省より)

 

つまり、海外に住んでいる人が日本の国政選挙に参加できるという制度なんです。

 


在外投票をするには「登録申請」が必要


 

 

 

在外投票をするには事前に登録申請を行い、この在外選挙人証を取得しておく必要が有ります。

海外で日本の選挙に投票をするにはこの在外選挙人証を持っていることがとても大事です!

この在外選挙人証を受け取るまでには2~3ヶ月かかるので、いきなり選挙に行っても投票できないんです。

 


在外選挙人証を取得するには?


 

 

まず、下記の登録資格に該当するのか確認してみてください。

 

 登録資格 

①年齢満18歳以上の方
②日本国籍をお持ちの方
③海外にお住まいの方(3ヶ月以上~)

ここで要チェックなのが、

①海外転出届を日本国内の市区町村に提出しているか
②フィリピンに継続して3ヶ月以上住んでいるか

というところ。

上記の資格に当てはまっていたら、申請書大使館または総領事館に提出しに行きましょう。

申請書は総務省のホームページからもダウンロードできるので事前に記入して持って行ってもいいです♪

 

 申請時に必要な書類 

①パスポート
②フィリピンに居住していることを確認できる書類(ただし、管轄の在外公館に在留届の申請を3ヶ月以上前に提出している場合は不要)
住宅賃貸借契約書、居住証明書、住民登録証など。

 

 申請する場所 

大使館または総領事館

セブだとKeppel Towerにある在セブ領事事務所です。

 

申請して2~3か月後に在外選挙人証が届きます。

これで在外投票の準備は完璧です♪

 


在セブ領事事務所で在外投票をしよう!


 

 投票場所 

 

 

AYALAから徒歩5分のところにあるオフィスビル、Keppel Tower。

語学学校や日系企業などが入居しています。

 

 

在セブ領事事務所はこのビルの7Fにあります。

 

 

 

その先に在外投票ができる会場があります。

※今回は特別に撮影許可を頂いております。

 

 

来館したら、受付にて日付、名前などを記入してください。

 

 

身分証明書の提示を求められますので、IDカード社員証を持っていきましょう。

 

 

こちらが投票会場です。

 

 投票方法 

 

 

会場に入ったら、スタッフの方にパスポート在外選挙人証を確認してもらいます。

※ビザの申請中などにより、パスポートが手元にない場合はフィリピンで発行された運転免許証、ACRカード、PRAカード、健康保険証、身体障碍者手帳、出生証明書、婚姻証明書で代用も可能です。

 

 

本人確認ができたら、投票用紙請求書を渡されます。

 

 

記入例の見本がありますので、そちらを参考に記入します。

 

 

記入し、確認が終わると投票用紙を記入する場所へ案内されます。

 

 

 

日本の投票会場と同じように受付係立会人、そして記載台があります。

 

 

先ほど案内してくれたスタッフの方から受付係の方に書類が渡され、

 

 

在外選挙人証に本日の日付や投票場所の記入を行います。

 

 

在外選挙人証の記入が終わると、2色の投票用紙と封筒が渡されます。

今回は参議院議員通常選挙のため、選挙区選出議員選挙比例代表選出議員選挙2種類あるのです。

 

 

記載台に行くと、地域別に分類されたファイルがあります。

通常、日本では自分が住んでいる地域で投票するので記載台に党名や立候補者が書かれたリストが用意されていますよね。

しかし、在外選挙に来られる方の日本で住んでいる地域は異なるので、それぞれの選挙区の立候補者を探す必要があるのです。

 

 

自分が住んでいる選挙区を確認したら、投票用紙に記入します。

 

 

投票用紙に記入したら、渡された小さい封筒に投票用紙を入れます。

 

 

それからもう1つ大きい封筒があるのでそちらに住所、名前を記入します。

 

 

先ほどの小さい封筒を記入した大きい封筒に入れます。

日本では受付で投票用紙だけ渡されますよね。

在外選挙の場合は投票する人の地域が異なり、投票ボックスがないので封筒に入れます。

こうしてプライバシーを守っているのです。

 

 

封筒にはテープが貼ってあるので、きちんと封をしましょう。

 

 

2種類の投票用紙を封筒に入れたら、受付係の方に渡します。

 

 

受付係、立会人の方が封筒を確認したら、

 

 

2種類の封筒を日本国内の郵送用の封筒に入れます。

これで海外からの貴重な一票が日本へ送られるんですね。

 

 

最後に在外選挙人証を返してもらいます。

これを持っていれば、次の選挙にも参加できます。

 

 

ぜひ、あなたも在外投票でセブからの貴重な一票を投じましょう!

 


【まとめ】在外投票の場所・持ち物・時間


 投票場所 

セブ:在セブ領事事務所

7th Floor Keppel Center, Samar Loop cor Cardinal Rosales Avenue, Cebu Business Park, Cebu City, Philippines

その他のフィリピンの投票場所:在フィリピン日本国大使館、在ダバオ総領事館

 

 投票期間 

公館によって投票終了日が異なります。
事前に在外公館にご確認くださいませ。

 

 投票時間 

午前9時30分から午後5時まで
※必ずパスポートと在外選挙人証をお持ち下さい。

 

 投票資格 

在外選挙人証をお持ちの方

 

※なお、本記事の投票の様子はデモンストレーションであり、実演ではございません。
ご了承くださいませ。

 

ご協力:

在セブ領事事務所 (Consular Office of Japan in Cebu

住所:7th Floor Keppel Center, Samar Loop cor Cardinal Rosales Avenue, Cebu Business Park, Cebu City
Philippines

電話:032-231-7321

電話受付時間:8:30-12:30 / 13:30-17:15 (領事窓口業務受付時間 8:40-12:30  /  14:00-16:30)

 

 

※ この記事の情報は2019年7月現在の情報です。
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