日本で賃貸物件を借りる場合に、敷金、礼金、前家賃、仲介手数料といった初期費用が必要となりますが、フィリピンでもお部屋やオフィスを借りて契約する際には必要な費用が発生します。
入居時はもちろん退去時にも必要なお金が発生することも稀ではないのです。
セブ島では、家賃・敷金などの条件が物件によって異なるので、初期費用に大きく差が生じることも珍しくありません。
気に入った物件については、初期費用がいくらかかるのか、事前にしっかりと確認することが大切です。
今回は、セブ島で賃貸物件を借りる際の初期費用と退去後にかかる費用ついてご紹介します!
【初期費用】フィリピンは契約社会の国
仮押さえのための手付金
家やオフィスなど探していて、気に入った物件が見つかった場合は、早めに契約するのがコツ。
日本人は、その場で決めず一旦考える時間や他の物件と比べて、やはりその物件に戻る傾向が多いものです。
しかし、フィリピンは基本的に「予約」という習慣はありません。契約社会の国ということを覚えておいてください。
先に契約したもの勝ちとなります。
そこで、物件の仮押さえ。
仮押さえをしたい場合は、オーナーとの交渉となりますが、その場合は手付金が発生します。
この手付金は、のちに”セキュリティーデポジット(Security Deposit)”または、”アドバンスレンタル(Advance Rental)”に当てられます。
ただし、キャンセルした場合は戻ってきませんので、ご注意ください。
【初期費用】敷金(保証金)にあたる
セキュリティーデポジット(Security Deposit)
”セキュリティーデポジット(Security Deposit)”とは、日本でいうところの敷金(保証金)にあたるものです。
通常賃貸の場合、賃料の2ヶ月分(オーナーにより1ヶ月分)が目安と考えておけばいいでしょう。
※店舗やオフィスの契約の場合は、6か月分など多い場合があります。
お部屋を綺麗に使っていると、引っ越し時にほぼ全額返金されます。
しかし、主に下記のような場合にはセキュリティーデポジットから天引きされるのが一般的です。
2. 未払いの請求書(電気代、水道代など)がある場合
3. 部屋のクリーニング費用が必要な場合
4. 契約期間内の途中解約の場合→セキュリティーデポジットは全額没収となります。
【初期費用】前家賃にあたる
アドバンスレンタル(Advance Rental)
”アドバンスレンタル(Advance Rental)”は、日本でいうところの前家賃にあたります。
通常賃貸の場合、賃料の2ヶ月分(オーナーにより1ヶ月分の場合あり)が目安と考えておけばいいでしょう。
契約時に2ヶ月分支払っても、契約書の内容によって「契約期間の最初の2ヶ月分の家賃に充当する」となっていたり、「契約期間の最初の月と最後の月の家賃に充当する」となっている場合などがあります。
※店舗やオフィスの契約の場合は、2か月~4か月と多い場合があります。
契約書を受け取ったら必ず、契約期間、金額などをきっちりと確認することをお勧めします。
賃貸物件の契約する場合、オーナーとの交渉および重要な契約書の内容が全て英語となります。
ご自分で別件探しができ、全て英語で交渉できる方は心配ない思われます。
しかし、新しい場所で、土地勘もない方や英語に少しでも不安のある方は、日本人の不動産仲介業者のご利用をオススメします。
あなたが希望とする、お住まいやオフィスの場所探しから物件の選定、ややこしい契約に関する手続きまで、全て日本語でサポートしてくれます。
【退去後】急な日本帰国や引っ越しに関する
退去後に関するお金
さて、上記では入居時に関するお金の話でしたが、退去後についてはどうでしょうか?
退去後にもお金が必要?と思われるかもしれませんが、急な日本への帰国や、契約期間の終了を機に、新しい物件に引っ越したいなどの理由から、借りている物件を返却する、いわゆる退去に際し、注意したい点がいくつかありますのでご紹介します。
1:解約通知
物件によって何ヶ月前に退去届やお知らせをしなければいけないかを確認して、物件のオーナーに解約の旨を伝える
2:借りた物件で壊したものはないかの確認(例えば、家具、棚、壁、ドアノブなど)
破損したものの修繕費は、セキュリティーデポジットから差し引かれます。
3:備え付けの家具は、入居時と同じ状態かの確認
4:契約時に支払ったセキュリティーデポジットの返金日、返金方法および金額についての確認
フィリピンでは、セキュリティーデポジットが返金されるのに時間がかかるのが一般的。
早くて1か月後ということを覚えておきましょう。
セキュリティーデポジットが、すぐ返金されない理由として、最後の月の未払いの電気代、水道代、通信費などがセキュリティーデポジットから引かれて支払われることが多く、最終月の請求書の発行を待つケースがあるためです。
ただ急な帰国の場合、どのようにセキュリティーデポジットを受け取ることができるか心配な方も多くいらっしゃると思います。
そんな不安も、日本人の不動産仲介業者に任せれば、精算後のセキュリティーデポジットをペソから円に替えてお客様の円口座に振り込むようなサポートを提供してもらえるかもしれませんので、まずは確認されてみてください。
まとめ
フィリピンでお部屋やを借りる際には、セキュリテイーデポジットとアドバンスレンタルが必要となります。
最低でも賃料の4ヶ月分の現金(または小切手)を準備しましょう。
フィリピンでは、日本でいう礼金はないので、
なお、
ただ、費用はかかりますが、
また退去後のセキュリティーデポジットの返金にも時間がかかることを覚えておきましょう。
急な帰国や勤務先の変更などで契約期間内の解約となってしまうと
もし、
【日本人サポートで安心】
セブ島での物件を借りるところから退去するまで、交渉および契約は全て英語となります。
また例えば、、、
・そもそも物件探しが大変。
・セブ島の土地勘がなく、どの物件が自分に合うのか分からない。
・英語での交渉、書類のやり取りにハードルを感じる。
・契約期間中の物件のトラブルやオーナーとの連絡
など不安があるかと思います。
そんな方は、お気軽に下記お問い合わせフォームまたはお電話でお問合せください。
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