今、この島がスゴすぎる!神秘の島「シキホール」Vol.2
> 前回までのあらすじ
雑誌の締め切りで疲れ切ったセブポット編集部員”なみへい”が、オフィスから逃亡。
自らの心身を癒す為、手つかずの自然が残るシキホール島で最高の旅を楽しんでいるのだった。
( 詳しくはこちら。シキホール島滞在記!セブから行ける神秘の島へ。癒しを求めて女一人旅 )
一方その頃のオフィスでは・・・
『 ラブポーション・・・魔術・・・。これだ!! 』
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セブポット新米スタッフ カミー
好きな休日の過ごし方は、陽が落ちるまで寝ること。
趣味は、様々な危機時の回避方法を妄想すること。
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( 私はセブポットに入ってまだ1ヶ月。これから仕事もうまくこなしたいし、セブ生活を健康に過ごしたい。 )
( そんな私にぴったりの、お仕事に効く”ラブポーション(仕事用)”と、体の悪いところを治す”ボロボロ”とかいう魔術。その両方が、まさか同じ島にあったなんて!)
(これで、きっと私も・・・! )
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数時間後。
ここは学生の街として有名な、ドゥマゲッティの港。
「えーっと、次のアポイントメントは・・・」
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松岡さん
ドゥマゲッティの体験型語学学校 ”SPEA”を経営しているとっても優しいお兄さん 経営者。
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『・・・・・ん? 』
!!!
松岡さん 『 君、どうしたの・・・?? 』
カミー 「 あ、あの、私・・・魔術で有名なシキホール島に行きたいんです。でも行き方が分からなくなってしまって・・・ははは 」
松岡さん 『 ドゥマ(=ドゥマゲッティ)の隣の島だから、おれよく行ってるよ、 ここから船に乗ったら着くよ。 』
松岡さん 『 僕もちょうどシキホールに行くつもりだったから、案内しようか? 』
カミー 「ほんとですか???やったー!!助かります!お願いします!!」
かくして、私たちは共にシキホール島へと向かう事に。
松岡さん 『 どうしてシキホール島に行きたいの? 』
カミー 「 実は私、今の仕事を始めたばかりで、今後うまくやっていけるか不安で、シキホールには仕事がうまくいく”ラブポーション(仕事用)”があるって、ネットで見たんですよ。」
松岡さん 『 あー、なるほどね。 』
カミー 「 あと、体の悪いところを治す”ボロボロ”っていうのも受けたくて・・・」
松岡さん 『 ボロボロは先代のおじいさんが亡くなって、今はお孫さんが受け継いでいるみたいだよ。 』
カミー 「 詳しい!!へぇー、そうなんですね!気になる〜・・・!」
松岡さん 『 シキホール島には、白魔術と黒魔術が共存する、世界的に見ても珍しい島なんだよ。 』
カミー 「 黒魔術・・・! そんなものもあるんですね。ちょっとドキドキしますね。」
松岡さん 『 せっかくだから、ちょっと寄ってく? 』
カミー 「そ、そんな気軽に会えるものなんですか・・・!」
松岡さん 『 でもその前に腹ごしらえだね。この近くにいいお店があるよ。 』
港を出ると、WELCOME TO SIQUIJORのモニュメントがお出迎え。
松岡さん 『 ここ、雰囲気よくてオススメなんだ 』
Bell view Kuzzina & Bar!
今年の4月にオープンしたばかりだそうで、とても綺麗でおしゃれな店内です。
お店のオススメだという、Seaside Adibi Pasta(190ペソ)、Bell View House Pizza(260ペソ)、Fish Tinola(200ペソ)とシェイクをオーダー。
特にFish Tinolaという白身魚が入ったスープはピリ辛でとくにオススメ!!お試しあれ。
お腹を満たしたところで、モーターバイクをレンタルしてGO!
(1日レンタル 300~500ペソ、サイズによって値段が変動します。)
向かうは 黒魔術師が住む家。
一体どんな家なんだろう・・・
松岡さん 『 ここだよ。 』
カミー 「 え!こんな普通の家なんですか???魔術師が!? 」
ちょうどその時、家の前にバイクに乗ったおじさんが到着。
男性 『 あらよっと・・・』
カミー 「あの、私たち、黒魔術師を探しているんですけど・・・ 」
男性 『 それは、私のことかな? 』
カミー 「えええ!!!? 」
黒魔術師 Vicente Tumalaさん 61歳
カミー 「黒魔術師っていうのは、その・・・どうやったらなれるんですか? 」
ビセンテさん『 私の友人がインドで約10年間、黒魔術修行を積んでいて、彼は黒魔術の全てを習得したんだ。そして私も黒魔術師になりたいと思い、その友人に教わった。ミンダナオ島のサンボアンガでね。 』
カミー 「ビセンテさんは、どのくらい黒魔術師として活躍してらっしゃるんですか? 」
ビセンテさん『 実のところ、私はもう引退していてね。引退前は20年以上、黒魔術師として活動していたよ。 』
カミー 「今シキホールには何名くらいの黒魔術師がいるんですか?」
ビセンテさん『 もう、私だけなんだ。だから、今は娘を次世代の黒魔術師にする為に教えている最中なんだ。 』
Vicenteさんの娘さん 18歳
カミー 「 すごく綺麗な娘さんですね。」
ビセンテさん『 彼女には、次世代の黒魔術師として活躍してもらいたいと思っているよ。 』
ビセンテさん『 それでは、君にもひとつ黒魔術を見せてあげようか。 』
カミー 「え!私、呪いたい人とかいないんですけど!(ひぃぃ)」
ビセンテさん『 黒魔術は、呪いとは少し違うんだ。見ててごらん。 』
(呪いじゃないのか、ほっ・・・)
おもむろに青い紐を取り出す、ビセンテさん。
ビセンテさん『 そのナイフで、この紐を切ってくれるかい? 』
カミー 「はい・・・(どきどき)」
ビセンテさん『 よし、この切れた紐を僕の魔力でまた繋げるよ。 』
カミー 「え・・・?」
ビセンテさんが青い紐に力を込めます。
ビセンテさん『 さぁ、引っ張ってみて! 』
びよーーーーん。
カミー 「ほんとだ・・・繋がってる・・・(ケド・・・)」
ビセンテさん『 そうだろう? 』
(・・・・。)
(・・・・・・・・・・・・。)
それ以上のコメントは控え、二人はさらなる場所。ボロボロを目指します!
カミー 「ボロボロの噂はよく聞いていたので期待しています!」
バイクはぐんぐん、山を越えて緑豊かな景色へと、走ります。
松岡さん『着いたよ。』
カミー 「またまた、普通のお家なんですね!」
「こんにちは、ボロボロを受けたいんですけど・・・。」
女性 『あぁ、ちょっと待って準備するから。座って!』
Genelon Sumalponcさん 30歳
先代の有名なボロボロおじいさんから、引き継いでいるという孫のジェネロンさん。
おもむろに持ち出した石を、どこにでもあるようなガラスのビンに入れ、普通の水を注ぐジェネロンさん。
ジェネロンさん『これからボロボロ始めるわよ、最初の水は透明でしょ。よく覚えておいて。』
(ふむふむ、何が起きるんだろう。)
カミー 「将来的に元気な赤ちゃんが欲しいから、子宮をお願いします!!(真剣)」
子宮にビンをあてて、ストローで息を吹きかけ始めた、ジェネロンさん・・・。
ジェネロンさん『(ボロボロ・・・ボロボロボロ・・・)』
たしかに、吹く音が、ボロボロと聞こえます。
ここから、ボロボロという名前がきたんでしょうか?
ジェネロンさん『ほら、見て、あなたの体の悪い部分が出てきたわ。』
!!!どどーん!!!
なんかさっきはなかった、カスのようなものが浮いていて、濁ってます。
新しいきれいな水に取替え、数回繰り返します。
不思議な事に、何度か繰り返すと、水が濁らなくなり、透明に。
水が透明になったら、悪いものが取り除かれたということなんだとか。
今回、特別にボロボロに使用している石を触らせて頂きました。
ジェネロンさん『昔、私のおばあさんが農場(現kiwi diving resort)で作業していた時にこの不思議な石に出会い、なんとなく石を家に持ち帰ると、その日の夜におじいさんが夢を見たらしくて。
その夢の内容が、”おばあさんが拾った石を使って病気で苦しむ人を救え”というお告げで、ボロボロの方法もこの夢の中で教わったみたいなの。』
先代のおじいさんは2014年に亡くなってしまいましたが、孫のジェネロンさんがしっかりと引き継ぎ、14歳の頃から現在までで約2万人以上の人を癒しているとのことです。
右肩凝ってるという、松岡さんも、ボロボロ体験。
ボロボロの不思議な体験をあとに、私たちはこの旅のメインであるラブポーションがあるという場所へ・・・
樹齢400年以上の樹、Balete Treeに着きました。
Balete Treeの横にはお土産屋さん
松岡さん『ここでラブポーション買えるよ。』
カミー 「えーーーー?ここで??!ですか?・・・」
これが、噂のラブポーション。
なんでも、20種類のハーブを調合して作ったものなんだそう。
松岡さん『他で買うと500ペソするけど、ここだと200ペソで買えるよ。』
カミー 「え!そうなんですか!買います買います!」
カミー 「思いのほかあっさり買えて、びっくりしてますが、効果を期待します!!!」
ということで、オフィスに戻ってから早速ラブポーションを使ってみました。
使い方は簡単。
普段使っている香水をラブポーションに注ぎ・・・
今回は「ラブ」ではなく、仕事用ということで
仕事でよく使うアイテムに、香水入りのラブポーションを付けます。
(今回は携帯にしてみました!)
あとは普段通り使うだけ!
効果はいかに・・・?!!
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旅の目標を果たした私は、今日は、地元のフェスタがやっているとのことで、シキホールの夜の街へ。
なんだ、なんだ!人がいっぱいいる!盛り上がってる!
パリピの血が騒ぎます。
賭けてるのか、大人が真剣そのものです。
射的に目をつけたカミーちゃん。
日本みたい!!やりたいやりたい!(1回20ペソ)
我を忘れて夢中で撃ちまくっていると・・・
「カミーちゃん!!!!」
カミー「えーーー? なみさん!! なんでこんなところに!? 」
シキホールの旅は、まだ終わりません。
続きはこちら シキホール島滞在記・第3弾!まだまだ奥が深い神秘の島の魅力を全貌レポート!
前回のあらすじはこちら シキホール島滞在記!セブから行ける神秘の島へ。癒しを求めて女一人旅