2012-11/12特集*セブで働く/02.藤岡頼光さん
最近、セブの日本人在住者事情が急激に変化しています。
セブ領事館の調査によると、昨年から今年にかけてだけでも在留届を提出している人の人数が15%以上も増加。
語学学生の急増や、IT関係の日系企業の進出などにより、セブで働きたい人、日本人の求人を求める企業も急速に増えています。
そこで、今回は様々な業種でセブで働いている人をピックアップ。
「働く人」のインタビューをしてきました。
セブで起業。日本、セブそして世界へ。
【名前】藤岡頼光さん、セブ起業歴6年
【職業】オンライン英会話、語学学校を経営
【セブに来た経緯】日本のビジネスをやる中で英語が話せたらと、自身が英語留学としてセブにきていたこと。
【仕事内容】会社を持つ、日本(バイク便)とセブ(英語事業)を拠点に中国、ヨーロッパ、韓国など年間100回以上は飛行機で海外を飛び回っています。
【今後のセブ滞在予定と目標】
英語ビジネスを続ける限り。
リタイアメントハウスを作って先生と住む
Q、なぜセブで起業されたんですか?
日本でQQ便というバイク便のビジネスをしています。とにかくエンジンの付いているものが大好きで、創業当時は、自分もバイクに乗って毎日配達していました。取引先のオートバイ屋の社長が外国人だったことから、通訳なしで、本音で話ができるようになりたいと、40歳になってから、英語に目覚めたのがきっかけで、セブに来るようになりました。
セブを選んだ理由は、単純に僕に時間がなかったので1、日本から近いこと、2、(当時は)まだ日本人が少なかったこと、3、短期集中でも効果が得られるマンツーマンスタイルが格安で受けられること、4、海が好きだったことからでした。
何度もリピートを繰り返し、英語を話せるようになった今、180度人生がポジティブに変わりました!「この感動を一人でも多くのみなさんに体験してほしい。」という思いから、セブに英語事業を立ち上げることを決心。
4年前にオンライン英会話をはじめ、今年、ITパーク内に正式に語学学校をオープンさせました。実際留学中に自分が感じた点を大事に、日本人が安心して、自分に合ったカリキュラム、日本人にあった環境で、質の高い学習が整った学校を意識しています。
きますね。
Q、ビジネスで意識していることは?
日本のビジネススタイルは非常に質が高い。 セブでもそうですが、今後他の国や別業種のビジネスにおいても、日本のスタンダードと、クオリティー。日本式ビジネスをそのまま世界中に発信していきたいと考えています。その中でも、今同じ力を注いでビジネスを行うなら、セブは将来性が大きく見込める場所だと思っています。
Q、フィリピン人と仕事することについて
フィリピン人は勉強家で素直な人たちが多いです。いい人材に巡り会えています。また助け合いの精神の強さを学びましたね。
しかし、海外志向が非常に強いので、転職に全く抵抗がないため、いい先生の確保が難しい。そこで、うちは、業界で初めて全ての先生を正社員として雇っています。腰掛けではなく、スタッフがリタイヤするまで一緒に働きたい。技術を上げ続けることで、いい意味でプロとしての先生のプライドを高めたいですね。先生の質を上げる=会社の質を上げることだと信じています。
セブポット2012、11-12月号 / 9ページ掲載
Q、毎日のどのように生活されていますか?
セブにいる間は、7時にITパーク内のスターバックスで読書し、8時には出勤。夜10時くらいまで仕事をするという日々です。ここ3年間
、仕事ばかりの毎日で、気づけば1日も休みを取っていません。こちらでも愛車ハーレーに乗ったり、最近学校の入っているビルの1階にオープンさせた日本式居酒屋「Q兵衛」で、夜一杯飲みながらほっとする時間が、一番落ち着