アイランドスーベニア社 社長
Jay Aldeguerさん
セブ発の人気お土産ブランド「アイランドスーベニア」の社長、JAYさん。10代の頃、自分でつくったTシャツを友人に売ることから始まったビジネスも、現在80店舗を超える支店を持つほどに。セブの観光を真剣に考えている、民間の若手企業家リーダーの一人です。
Q:まずJAYさんのお仕事についてですが、アイランドスーベニアの他にもいろいろな仕事をしていると聞きましたが、どのようなことをしているのですか?
A:実は本日(7月18日)「Island & More」をマクタン島に2店舗オープンさせました。アイランドアンドモアではクロックスやゴーラといった有名ブランドのアイテムをはじめ、センスのいいお土産や雑貨&アイスや日焼け止めなども購入できる、便利なコンビニをコンセプトとし、観光に必要なあらゆるものがそろう観光の拠点になることを目指しています。他にも「Island Banca」というプロジェクトを進めており、これは今までとは一味違った、海のアクティビティを楽しめるアイランドホッピングを運営する会社にするつもりです。セブの観光を主にした仕事を展開しています。
Q:セブの観光の問題点や改善点はどのようなところですか?
A:セブの観光はホテルなどがそれぞれで宣伝しているのですが、これからセブを国際的にもっと宣伝していくにはみんなが力を合わせる必要があるでしょう。また、観光地なのに気軽に外に歩いていけるよう道やロケーションが整備されていないなどの問題があるため、せっかくセブに来てもどこにいけばいいのかわからない・・といった状況も現実としてあります。政府に変革を求めて、対策を待つだけでは解決になりません。今、私たちは民間企業家の仲間をつのり、セブの観光におけるシンクタンク( CVCB, Cebu Visitors & Convention Bureau)を作り活動を始めています。セブにはまだまだ観光客のみなさんの手に届いていない魅力、そして観光地としての可能性がたくさんあります。私たち民間と政府と関係を密にし、セブの魅力をもっと知っていただけるよう活動していきたいと思っています。セブポットさんも参加して一緒に盛り上げていきましょう!
Q:これからの観光が発展してくキーポイントはどのようなところにあるのでしょうか?
A:キーは「情報」だと思います。現在観光客はインターネットなどを通じていろいろな情報を得てからセブに来ます。しかし、まだまだセブの魅力をうまく情報発信できていないと感じています。ボホールはその点非常に上手ですね。行きたいところ、見所を凝縮してきちんと宣伝し、観光客に伝わっている。だから年々ボホール島に行く観光客の数は飛躍的に増加しています。セブにはフィリピン観光の中心都市として、他の観光地に負けない魅力がたくさんあります。その情報をどのようにパッケージ化し、効率よく知ってもらうかが今後の課題です。
2008年9-10月号 掲載