ラグーナガーデンカフェ

image (46)ラグーナガーデンカフェ

予約必須のフィリピン料理店 
 
Laguna garden cafe (ラグーナガーデンカフェ)
【アクセス】アヤラセンター1階
【アドレス】1nd Level, Ayala Center, Cebu business Park
【Open】10:00am-9:00pm
【TEL】(032)231-0922


 
はい、今月はスペース無いんで単刀直入にいきます。「セブ来たらやっぱりフィリピン料理よね~。でもどこで食べたらいいのかしら?」なんて考えてるあなた。このお店行っとけば間違いないです。セブでは普通はどのレストランに行くのでも予約なんてしなくても平気なんですけどね、このレストランは、予約をしておかないと下手をすると30分以上待たされることもあるくらい賑わってるわけです。
フィリピン料理を一口で説明するのは難しいんですけどね、敢えていうなら、味付けにお酢を多用すること、けっこう脂っこいものが多いこと、あんまり野菜類は沢山入らないこと、スペイン料理に影響された料理が数多くあること、後はいわゆる日本で言うエスニックフードのように辛いものは余り多くないこと、その辺がフィリピン料理の特徴かなあ。華はないけど、味付けが濃くてご飯の進む、実直な美味しさとでも言うんですかね、そういう料理が多いですよ。
ただ、普通の観光客の方にとってフィリピン料理なんて、きっとメニュー読んでもちんぷんかんぷんだと思います。ウェイターに尋ねてもまあ材料くらいは教えてくれるかもしれませんが、料理の種類も多いですし、一つ一つをどういう料理なんだか説明してもらうのはまず不可能です。そこで、このお店でのお薦めの料理を以下に書いておきます。この辺は大体どれも日本人の口に合うものばかりだと思いますので、この中から適当に選ばれるとよいのではないかと。

前菜:

カラマレス:イカリングフライ。日本と違ってパン粉をつけて揚げるのではなく、フリッターのような衣。フィリピンのきっついお酢、『ソカ』を添えて出してくれと頼みましょう。お酢の染みたイカフライがなぜかビールに死ぬほど良く合います。
キニラウ・タンギーギ:サワラのぶつ切りの酢漬け。フィリピン風の刺身ですが、ココナッツミルクとお酢に漬けたサワラがなかなか美味しいんですよ。最初はこわごわ食べてたお客さんも最後はお代わりをするくらい、日本人の口に合う料理だと思います。
ガンバス:これまたスペインルートの料理。海老をにんにくと唐辛子で炒めたもの。まあ特色があるって言うわけじゃないんですが、普通に美味しいですかね。

スープ:

ポチェロ・ブラーロ:牛の大腿骨を煮込んだスープ。コンソメのような穏やかな味のスープに、濃厚なコラーゲンの溶け込んだ逸品。是非頼んでください。
シニガン:フィリピン料理を代表する酸っぱいスープ。中に入れる具は選べるけれど、日本人ならどうしても臭みの残る海老よりも、豚のほうがいいでしょう。出汁も出るし。

肉類:

ポーク&チキンアドボ:アドボは僕からすると、フィリピンの家庭料理の代表格といっていいんじゃないかと思います。にんにくと月桂樹を利かせてお酢とフィリピンの醤油などで煮込んだ肉が、これまたご飯に良く合います。ぜひお試しを。
パンダン・チキン:パンダンという草で巻いたチキン。東南アジアどこにでもある料理のような気もしますが、それだけに安定感のある美味しさ。
クリスピー・パタ:豚足をカリカリに揚げた、フィリピン人の大好物。言うまでもなくかなり脂っこい部分ですが、これをお酢の入ったタレにつけて食べるとアラ不思議、お酢によって脂が中和されるのか、スイスイ食べられちゃうんですねえ。ま、ヘルシーかって言われりゃあれですけど、不健康なものほどうまいというのはここでも絶対の真理ですよ。
シシグ:豚の耳や皮、レバーなんかを細かく刻んでお酢と醤油でちょっと酸っぱく炒めた料理。もつ焼きが好きな方も。そうでない方も。ビールにもご飯にもよく合います。


野菜:

アドボン・カンコン:カンコンとは日本語でいう空芯菜のこと。フィリピンのは細いのですが、これをお酢と醤油で炒めてあります。
レリャノン・タロン:茄子を平たくつぶして豚挽き肉と一緒に溶き玉子をつけて焼いた、オムレツのような食べ物。焼茄子のようなスモーキーなフレーバーがなかなか美味しい。
ピナクベット:フィリピン風野菜炒め。僕はさほど美味しいと思いませんが、好きな人は好きですね。これも家庭でしょっちゅう作られる一品です。色んなものが入りますが、苦瓜も入りますので、苦手な方は避けましょう。

ご飯&麺物:

バゴオン・ライス:バゴオンとはフィリピンで作られる、アミの塩辛のことです。これは、それを使って作ったこのお店の特製チャーハンなのですが、上に錦糸玉子とともにまだ熟れていない酸っぱいマンゴーの細切りがかけられていて、この酸味がいいアクセントになります。
パンシット・カントン:麺が食べたい人にはこれでしょうか。フィリピン風中華焼そばですね、うん。結構脂っこい上に味付けが濃いので、こっちの人はこれをおかずにご飯を食べるという、お好み焼きをおかずにご飯を食べる関西人のような真似をします。カラマンシーという小さな柑橘類を貰って、絞りかけながら食べるといいでしょう
 
ガンバス ポーク&チキン アドボ バゴオン・ライス