在フィリピン日本国大使館セブ領事駐在官事務所所長 作永 重一 領事

image (70)在フィリピン日本国大使館セブ領事駐在官

事務所所長  作永 重一 領事

セブでの観光や生活を陰から支えてくれているセブ領事館の作永領事にセブの現状や旅行者へのアドバイスをいただきました。 


Q:現在、セブに日本人は何名くらいいるのですか?

A:2006年10月のデータでは、セブ州で1、896人の人が在住届けを出しています。ただこの数字が単純に日本人の数ではなく、在留届を出していない人もたくさんいるようなので、実際は3000人、4000人いるのではとも言われていますね。また、最近では毎年200人以上在住者が増えてきています。これはロングステイやリタイアメントの方々が増えているからではないでしょうか。

Q:いろいろな国を歴任された領事にとってセブの印象はいかがですか?

A: セブは領事館、商工会、日本人会の連携が他の国と比べ非常によくとれていますね。あと、人がおおらかで、非常に仕事がしやすいです。そして物価が安い(最近はペソ高でちょっと厳しくなっていますが)、治安が良い、気候が良いので過ごしやすい。在住者の方が年々増えているのも納得です。

Q:観光客の方へのメッセージをお願いします。

A:やはり「ここは外国だ」という意識を持つことは大切です。具体的には、パスポートを原本だけでなく、コピーをとり、持ち歩く。貴重品は分散させて持つ。などの工夫が必要です。 また、必ず海外旅行傷害保険に入ることを勧めます。セブの医療は日本と同水準のものを受けようと思うと、かなり高額になります。どんなことがあるか分からないのが外国。きちんと備えて素敵な旅にしてください。また、カジノなど、慣れない遊びでお金を使いすぎて、日本に帰れなくなる人が意外と多いので、気をつけていただきたいですね (苦笑)。

Q:最後に、好きなフィリピン料理は何ですか?

A: あのすっぱいスープ、おいしいよね!(編集部:フィリピンの郷土料理、シニガンスープのことですね。)

2008年1-2月号 掲載