【リタイヤメントビザで暮らす 第10回】「生き甲斐」と「涼しさ」を求めて…ネグロス島・カンラオン市

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安藤 純一さん(66歳)

セブ島の西隣り、フィリピン第4の大きなさ誇る“ネグロス島”。
ネグロス島の最高峰“カンラオン山のふもと、標高約600メートルの高原地帯に広がるカンラオン市。
日中でもエアコンはおろか扇風機も必要ないほどの涼しい立地を活かし、見渡す限りの日本米田園地帯が広がる同地を定住先とされ1年が経つ、村でたった1人の日本人、
安藤 純一さんを訪れました。

 


 

01.リタイアメントビザを取得されたきっかけは?

取得したのは、2009年11月です。
若い頃、国際商船の通信士としてフィリピンに幾度も寄港し、また、船員仲間のフィリピン人を通してフィリピンに対して良い印象を持っていました。
また、船を降りた後は長野県で仕事をし、引退後は暖かい国で過ごしたかったのと、フィリピンの文化/宗教に対する興味があったからです。

 

02.同地を選ばれた理由は?

当初は暖かい場所で暮らしたかったのですが、リタイアメントビザ申請中にネグロス島内高原地帯の町を旅した時、暑くなく台風や地震が無い場所が良いと、同市バスターミナル横の食堂のおばちゃんのバイクに乗せられ連れてこられたのが、オイスカ(OISCA)が支援していた農業研修センターでした。
長野県時代、森の間伐技術を学んでいたことと、センターのある農園のオーナーがハム(アマチュア無線)が好きで、「貴方、ここに住みなさい!」という言われたことで、ここに住むことになりました。

 

03.現在のライフスタイルは?

毎朝6時過ぎに農業研修生たちと朝礼&ラジオ体操、週3回ほど日本語/文化を教えています。
また、間伐技術の指導を今後行う予定で、バコロド市のオイスカ事務所へ打ち合わせへ赴いたり、2ヶ月に一度ほど所用や日本食の買い出しにセブ市へ出かけます。

 

04.生き甲斐について

フィリピンにロングステイをしたものの「何もする事がない」という方もいらっしゃるかと思いますが、日本で培った経験や技術を活かしたボランティアをされるのも良いかと思います。
東南アジア諸国の中でフィリピンの森林率は19%程度と群を抜いて低く、今後植林のボランティアがとても重要になっており、その一躍を担えればと思っています。

 

05.フィリピンでのロングステイやリタイアメントビザ取得を検討の方へ

まず、周りの方々に「私は、借金は受け付けない」と断言しておいた方が良いです。
その方が後々の人間関係もスムーズに行くかと思います。
あと、フィリピンは日本と真逆の母系大家族社会であることを念頭にいれ、周囲のフィリピン人コミュニティーと接することが大切だと思います。

 

※OISCA(オイスカ)とは?
日本に本部を置く1961年に設立された国際NGO。
26カ国と地域に組織を持ち、主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開。
ボランティア活動等に興味のある方は公式サイトまで。

 

~セブポット2013年7-8月号 P36掲載

 

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